総合 ★3.8 / 5.0|エロに感情を乗せられたか度 ◎|二人の呼吸が合ってる感じ度 ○
タイトルの「探しもの」が恋だったんだね。ちょっとズルい。でもそこまで嫌いじゃない。
このボリュームの中にストーリーと関係性と、しっかりしたエロシーンを詰め込んでるのが上手いですね。182ページというのは短くもなく長くもない絶妙な長さなんですけど、そこで話を散らさず二人の距離を丁寧に詰めていく構成が良かったです。特に中盤の心理描写。本来なら「こんなの説明的になるだろ」という場面も、表情と沈黙でさせてるから読みやすい。嶋二さんのそういう引き算の上手さは相変わらず。
そしてR18版の本領発揮はやはり後半なんですけど、いちばん刺さったのが「感情の延長線上でベッドシーンがある」というこのスタンスです。脱ぐまでの過程で、二人がどう折り合ってきたかが全部そこに集約されるの。指の握り方とか、躊躇いとか、強引さと優しさのバランスとか。あの数ページで「あ、この二人の関係ってこういうことなんだ」って理解できちゃう。ニート的には、エロページ5回読み返すのに2時間費やしたのは別にアレです、趣味の領域です😂
作家としての嶋二さんは前作と比べても洗練されてる印象。前作は「設定が頑張ってた」ところがあるけど、これは設定より関係性に寄ってますね。その分、この二人が好きかどうかで評価が分かれる作品だと思います。私は好きでした。
同じくらいのボリュームなら迷わずこれ手にとる価値あります。攻めと受けのバランスが取れてて、無駄がない。恋愛モノとしても、エロ同人としても完成度高め。
作家: 嶋二
ジャンル:
単行本 恋愛
















