意識高い系院生触手指導 堕ちゆくプライド【単行本】

BL単行本
意識高い系院生触手指導 堕ちゆくプライド【単行本】
総合 ★4.7 / 5.0|プライド崩壊の説得力度 |触手調教の心理描写度

冷静さを保つつもりだったのに無理でした。攻めの執着と、それに抗えない受けの関係性が本当に沼です。11回読んでます。自分でもびっくりです。

この作品、最初の数ページで「あ、構成考えられてる」って気づきます。単なる汚辱エロじゃなくて、意識高い受けのプライドが徐々に崩されていく心理的な落差を狙ってるんですよ。院生という設定も生きてて、知識と論理で自分を守ろうとする姿勢が、触手攻めの執拗さによって少しずつ蝕まれていく過程が最高です。

描き手のぶらんらんさんの真骨頂は表情描写なんですけど、今作はそれが本当に冴えてる。受けが「まだ自分は理性的だ」と思ってる時の目と、その幻想が壊れ始める時の目の差分。同じキャラなのに、読み進めるにつれ表情がどんどん変わっていく。あと攻めの動きが有機的で、単に脅かすだけじゃなく相手の反応を観察してる感じが目に見える。完全に相手を支配する喜びを感じてるのに、それが台詞じゃなく背中の丸み、指の動きで表現されてる。上手いんですよ。

エロシーンも設定に甘えてない。快感と屈辱と依存が複雑に絡み合う感覚が、168ページをかけて段階的に積み重ねられている。読み込むたびに「あ、ここで受けの何かが折れてるな」ってポイントが見える。その折れ方が一気じゃなくて、本当に細かく描かれてるんです。正直、後半まで読んでから冒頭に戻ると全く別の作品に見えます。

触手モノってジャンルとしては正直に言うと玉石混交です。神画力でも心理描写がショボい作品ばっかり。でもこれは違う。同じぶらんらんさんの他作品と比べても、今作の緩急のつけ方と受けのキャラ造形の深さは別格。受けが単なる「プライド高い奴」じゃなくて、その高さが何に起因してるのか、どこまでが本当の自信で、どこからが防衛機制なのかが読み取れる。触手調教ジャンル内では間違いなく上位です。というか168ページでこのボリュームと密度なら、続編商法でダラダラ引き延ばす作品より何倍も信頼できます。

後半の「受けが完全に攻めに支配される展開なのに、逃げられない理由が台詞ではなく表情と身体で示されてる」部分。これサンプルじゃ絶対見られません。その微妙な心理の揺らぎが全編に散りばめられてるんですよ。特に最後のシーン、受けの目元と肩の描き方だけで「もう戻れない」って全部が伝わる。その部分だけで3回読み直しました。ニートが3時間寝る時間を削ってまで読み直した。それが3回です😂

ここで正直に言うと、プライド崩壊モノは「調子乗り受けがつぶされる爽快感」を求める層と「感情の揺らぎを見たい層」に分かれるんです。これは後者の最高峰。某有名触手モノみたいな「虐げられる快感」の単純さじゃなくて、受けの主体性と攻めの執着が作り出す「関係性」が立ってる。もっと有名なNTRモノより心理描写が複雑で、むしろ恋愛ものに近い執着の描き方をしてるんですよ。攻めも受けも、相手の反応に一喜一憂してる。支配する側だって支配される者の変化を見守ってる。そこが怖いし、そこがエロい。

「調子乗り受けが踏みにじられる爽快感」を求める人には、その爽快感を上回る「もう逃げられない恐怖と快感の混在」が強すぎるかもしれません。それは本当です。でも意識高いキャラが本当の意味で「堕ちていく過程」を見たい人、複雑な心理描写だけでご飯が食べられるニート的人種(私です😁)にとっては、この金額でこのボリュームはマジで試す価値あります。168ページをこんなに何度も読むなんて、就活情報より推し作品の発売情報をチェックしてる人生、ここに極まれりですね。

【買い】

作家: ぶらんらん

ジャンル:
単行本 触手 中出し アナル

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