総合 ★4.7 / 5.0|感情と肉欲の同期度 ◎|攻めの脆さに膝をついた度 ◎
たった16ページで、ここまで心を揺さぶられるのはズルい。いや〜これはもうズルい以外の感想が出てきません😂
秘密を知ってしまった者と、秘密を暴かれた者。その一瞬の目の交わりから始まるやり取りなんですけど、もう冒頭のコマ割りで完全にやられました。視線の使い方が天才的です。序盤のあの「見つめられている」という緊張感、セリフなしでコマの流れだけで表現してる演出力に、深夜3時のニートの手が止まりませんでしたね。
本題のベッドシーンはですね、エロのための肉体描写ではなく、心がぶつかる瞬間として機能していて。攻めがどんどん弱くなっていく描写、指先の震え、視線の逃げ方。こういう「強そうに見えて実は壊れやすい攻め」のキャラクター造形がたまらなく好きなんですよ。受けも決して受け身ではなく、攻めを追い詰める側の主体性を持ってて。力関係の逆転が感情の揺らぎと一緒に起こるから、ポルノではなく恋愛として読める。16ページでこの密度、やばいです🙏
八重咲らいさんのコマ割りセンスはいつも光ってますが、ショート作品だからこその切り詰められた表現がここまで活きるのはなかなか見ない。長編よりもむしろこういった濃い短編の方が評価する派なので、今月のベストはこれで確定しました(まだ月の途中ですが)。
この作品、推し作品です。もう一回茶を淹れてからもう一周します。理由は知らないでください😁
作家: 八重咲らい, アスティル編集部
ジャンル:
単行本









