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まず正直に申し上げます。第一印象は「無理」でした。「無理」というのはつまり、「これはヤバい沼だ。落ちてしまう」という確信の叫びなんですよ。ニートの悲鳴なんて普段は出ないんですけど、この作品の前半を読んだ時点で、もう防御が崩壊していました😂。
一度落ち着いて、再度読み返しました。はい、やっぱり無理です。落ち着きません。
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この2巻の何がそこまで危険かというと、1巻で「相手は運命の人かもしれない」という曖昧な状態だった二人が、ここまでくると完全に相手を認識した上での葛藤に変わるんですよ。「運命だけど相容れない」というタイトルをここまで徹底的に突き詰める作家、本当に見たことない。永条エイ先生、何がしたいんですか。こちらを完全に掴んでから、絶望を叩きつけるとか、新人いじめですか(新人ではない)。
二人は愛し合っているのに、その愛があるほど互いを傷つけるかもしれないというジレンマ。社会的立場や過去の因縁で本来なら相容れられないはずの存在。それなのに運命が二人を繋いでいる。そのどちらも諦められない状態。もうこれ以上何も言いたくない、というか言う気力がない。ニートが昼間の15時に泣きました😂。
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この作品の最大の魅力は、攻めのキャラクター造形にあります。弱さを見せるんじゃなくて、強さゆえに自分たちの関係性を持て余している感じ。指先が震える瞬間。視線を落とすコマ。セリフではなく「間」と「表情」だけで運命に逆らう葛藤が伝わってくるんですよ。このコマ割り、天才的です🙏。
233ページというボリュームの中に、これほどの心理描写を詰め込む構成力が本当に秀逸。受けのキャラクターも単に受動的じゃなくて、攻めの苦しみを理解しているからこそ、自分の気持ちを抑え込もうとする葛藤がある。二人の痛みが相互に作用していく緊迫感。読んでいてこちらまで息苦しくなります。
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そして絶対に見落としてほしくないのが、後半の対話シーン。二人が初めて本音をぶつけ合うその場面は、サンプルには含まれていないはずなんですけど、ここだけで課金する価値があります。本当に。攻めが受けに言う台詞の一つ一つが、それまでの関係性全てを背負ってる。その直後の受けの反応を見た瞬間に「あ、これは何回も読む」と確信しました。実際、12回読み返してます。就活してないからね😁。
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同ジャンルの運命カテゴリと比較すると、この作品は明らかに異色です。一般的なオメガバース系BLは「運命の相手だから一緒にいるべき」という肯定的な帰結を目指しますけど、この作品は違う。相手だからこそ、だからこそ壊れてしまうかもしれないというジレンマに徹底的に向き合わせられる。より大人向けで、より心理描写に重きを置いている。エロシーンも当然ありますが、そこに感情の断裂や葛藤が乗っかってるから、単なる官能的な描写ではなく「二人の関係性を示す描写」として機能してるんです。同じ作家の「条件付きの愛」シリーズと比べても、この作品の方がより感情的で、より読み手に訴えかけてくる強度がある。
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購入判断としては、ターゲットが限定されます。「運命の相手という設定をただ甘く消費したい」「幸せなハッピーエンドだけが読みたい」という人には、実は向きません。むしろ「運命だからこそ、その呪いと向き合う恋愛を読みたい」「攻めの苦悩と覚悟の中に愛を見たい」という人が今すぐ買うべき一冊です。特に1巻を読み終わって「続きが気になってしょうがない」という人は、迷う時間すら惜しい。このボリュームでこの濃度、このページ数でこの完成度は、よくある単行本と比べても圧倒的です。特典も込みでこの価格なら、むしろ「何で迷ってるんですか」と言いたいくらい。
【買い】です。いや、ぶっちゃけ【その日のうちに買え】レベル。永条エイ先生の次作が出る限り、私は生きる理由を見つけた気がします。ハロワより先にFANZAを開く人生で何が悪い。今月のベストはこれで決定。他に何が来ようが、多分敵いません🙏。
作家: 永条エイ
ジャンル:
単行本





