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まず前提として、「動画背信」シリーズは絶対に一話から順を追って読むべき作品です。単話完結してるから九話だけ拾っても成立しないことはないんですが、正直そんなことしたら面白さの半分以上をドブに捨てるのと同じです。と言ってる私も、つい先月「新刊だから」と十話を先読みして、その後慌てて一話から買い直しました。無駄な出費です。ニートなので本来そんな余裕ない。
本編の構成は、不倫関係にある男ふたりの瞬間を切り取ったスナップショット的なものなんですよ。背景にある長い歴史と積み重ねられた感情があるからこそ、限られたページ数での接触シーンが妙に密度濃い。劇画タッチの絵柄もそこに効いてて、単なる「エロ」じゃなくて「禁止された関係を持つことへの後ろめたさ」と「それでも手放したくない執着」が、その顔の皺、目尻の動き、指先の接触、全部に込められてるんです。特に後半で攻めが見せる一瞬の表情……(ここで一度お茶を入れてきます)
いや、戻ってきたんですけど、その表情がね。不意に照れる感じじゃなくて、相手のことを値踏みするような目線が一瞬入るんですよ。不倫相手だからこそ、完全に甘えられないという葛藤が、その一瞬で全部表現されてる。5回読み返してます。冷静に分析しようとしたんですけど無理でした😂
エロシーンの配置も本当によく計算されてます。ただ盛り上げるんじゃなくて、シーン毎に二人の関係性の「歪さ」と「本気度」を使い分けてるような感覚がある。同じようなエロ作品を数百冊読んでると、この手の細かい配分の違いが際立つんです。ニートだからこそ、そういう無駄な知識だけは一人前😁
シリーズの中での位置づけとしては、九話は割と感情的な起伏が大きいほう。一話目から順に読んでる人なら「ああ、ここでこの反応か、納得」という説得力がある。でも逆に言えば、その前提知識がないと心理描写の深さが全部素通りします。というより、キャラクターの複雑さが単なる「ぼんやりしたヤツ」くらいにしか見えない。これは作品の問題じゃなくて、シリーズ物の宿命ですね。
ここからが重要なんですが、実はこの作品の本当の肝は後半の「事後」シーン。着衣のままでのやり取りなんですけど、ここで初めて二人の関係の距離感がはっきり見える。不倫相手同士だからこその照れ方、目線の逸らし方、わざとそっぽを向いたり相手をちらっと見たり——そういう細かい仕草の一つ一つに「二人は繋がってるけど、完全には一緒になれない」という切実感が詰まってるんです。このレベルの丁寧さで事後描写をやってる作品、実は結構少ない。多くは「ヤったあと、ちょっと会話」程度で終わらせちゃう。でもこの作品は違う。その部分にこそ、この二人の関係を語る全てが凝縮されてる。
サンプルではもちろんエロ部分が大幅カットされて、その「本当に見せるべき」事後シーンまで一切削られてます。だからサンプルだけだと「ああ、エロ漫画ね」くらいの印象で終わる。フルで読まないと、この作品の本当の価値は絶対に分からない。これほど「全文購入推奨」なレビューはそうそうない。
同系統の不倫ゲイエロと比較すると、「背信」というタイトルの通り、罪悪感を完全には手放さないキャラクターの立て方が上手いです。キャラたちが快楽にすっきり浸るんじゃなくて、「こんなことしてる自分たち」という自覚を常に抱えてる。その分、感情が複雑でニュアンスのある仕上がりになってる。つまり「禁止」されてることそのものが興奮の源泉になってるんじゃなくて、関係の歪さそのものが主題になってるということ。これは結構難しい。下手すれば重苦しくなるし、やりすぎるとエロとしての魅力が消える。でもこの作品はその綱渡りをちゃんと成功させてる。
ただ、デメリットも正直に言うと、ページ数が18ページと短めなので、物語的な起承転結を求める人には物足りなく感じるはず。あくまで「切り取られた瞬間」を味わう作品だから、「何か起きて、それが解決する」みたいなストーリー性はない。価格もそこそこするので、「試しに」という軽い気持ちで買うには躊躇があるレベル。
結論としては、既にシリーズに入ってる人なら迷わず【買い】。むしろ買わない理由がない。この話の感情的な濃さは、積み重ねあってこそです。シリーズ未読で「ちょっと一話試しに」くらいの気分なら、素直に一話から入ることをオススメします。【九話単独の見送り推奨】。ただしシリーズが気に入ったら、これは外さない。関係性の複雑さと登場人物の内面を読まされる作品だからこそ、順序立てて読む価値がある。その順序を無視して九話だけ買うのは、手札を揃えないままポーカーするようなもんです。実際にそれやって後悔したニートが言うことなので信頼してください🙏
作家: 戎橋政造, 居向田太牟
ジャンル:
辱め 羞恥 単話 劇画 筋肉 不倫 ゲイ フェラ









