総合 ★3.7 / 5.0|二面性ギャップの中毒度 ◎|推し活オタクの心理描写度 ○
オフィスでの敵対関係と、裏アカでの推し活が交差する瞬間のドキドキが気持ちいい作品ですね。
設定の時点で「あ、来たな。この王道パターン」と思ったんですよ(冷笑)。同級生の宮に昔彼女を奪われたから根に持ってる攻め・舞沢と、実はその宮こそが推し活の対象・MIA。一番最悪で一番尊い関係性の完成です。でも良い意味で「ありきたりだけどここまでやるか」という詰め方が上手い。舞沢がオフィスでムスッとしてるのに、ネット上では推しのために全力で推し活してるギャップ。あの二面性のおかげで、『実はお前が好きだった』という決定的瞬間がめちゃくちゃ効くんですよ。推し活歴8年のニートとしては、「推しを推してる時間が一番幸せだけど、その推しが現実にいたら…」みたいな葛藤描写に無駄に共感してしまいました😂。
コマ割りが丁寧で、舞沢の視線がMIA(宮)を追うコマの流れが秀逸。顔を上げて相手を見つめるまでの間が絶妙。ただ、中盤から後半への盛り上げ方が若干駆け足だったかな。宮がMIA本人だって気づく展開も「ああ、そろそろバレるのか」という想定通りで、そこからのドラマの作り方ともう一段階欲しかった。エロシーンは感情がきちんと乗ってるので及第点です。
同じ作家さんの他作品をいくつか読んでますけど、この人は「推し活」「推しへの狂気」を本気で描く職人なんだなって感じました。推し活のリアリティが他作品より一段階上。
推し活界隈、特に「推しが実は身近にいた」という悪夢かつ理想状況に陶酔できるなら、一度は読む価値あります。推し活ネタと社会人恋愛の付き合わせが新鮮。普通に好きな作品ですね😁🙏
作家: 人鳥ぺんぎん
ジャンル:
単行本 ラブコメ








