【18禁版】女装おにいさんがノンケをとろとろになるまで開発したら【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

単行本
【18禁版】女装おにいさんがノンケをとろとろになるまで開発したら【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
総合 ★3.8 / 5.0|ノンケ堕ちの説得力度 |設定を活かしたエロの自然さ度

女装ピンサロという舞台設定だからこそ生まれた関係性の作品ですね。ナナと景の力関係の逆転が、ストーリーを通じてどう変わっていくのか、その過程が丁寧に描かれている印象です。

ピンサロという現場性が活きているんですよ。単なる出会いの舞台ではなく、ナナが「仕事のキャスト」である立場がずっと存在していて、それが景の欲望と交錯する。最初は景が主導権を握ろうとしているのに、回を重ねるたびにナナのペースに飲み込まれていく感じが、ちょっと不思議な心地よさがあります。特に後半、ナナが見せる一瞬の真摯な表情とか、景を見つめる時の柔らかさとか。そういう細部の表情描写があるから、このエロシーンが単なる欲望の処理ではなく「二人の関係を確認する行為」に見える。180ページという分量の中で、その変化を丁寧に追えるのは作画のおかげですね。

女装キャラが単なるビジュアルではなく、ちゃんと「男としての持ち物」を持ってる描き方も面白いです。ナナが女装していても声が低い、胸がない、という描写があるから、景の心理状態「男なのに…」っていう矛盾した欲望がより立体的に見える。この辺の設定の使い方は、同作家の他の作品より洗練されてる気がします。

ただ、強いて言えば後半の展開が少し駆け足になる感じはあって。もう少し二人の日常が見たかったなぁというのが正直なところ。あと、ピンサロという設定を活かしながらも、その場所特有の問題にはあんまり踏み込まないあたりで、「恋愛ファンタジーとしての綺麗さ」と「設定のリアリティ」のバランスが、人によっては物足りなく感じるかもしれません。ニートには関係ない悩みですが😁。

ノンケ堕ちものとしては十分な仕上がりですし、ゆかたろの表情描写の上手さをちゃんと活かした一冊になってます。感情が乗ったエロが好きな人には普通にお勧めできますね。

作家: ゆかたろ

ジャンル:
単行本 女性向け

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