総合 ★3.8 / 5.0|メタ感度チートの楽しさ ◎|エロシーンの心理描写の入り方 ○
乙女ゲーの主人公が男として転生、攻略対象だった王子を次々と落とす——なんていう逆転劇の設定だけで、もうニートの沼脳は満足してるんですけど、それを実際にうまく成立させてるあたりが悪くないですね。世界観自体がファンタジーなので、「男に転生した」という都合も受け入れやすい。
見どころは何といっても、元ナマイキ王子が感度チートでメロメロになっていく過程。攻めが優位から一気に振り回される感覚、その落差がちゃんと表情に出てる。特に中盤の「こんなはずじゃ…」みたいな困惑と欲望が両立してる目の描き分けは、2回目、3回目と読むたびに細部が見えてくる作りになってました。エロシーンも感情の延長として機能していて、単純に脱がしてるんじゃなくて「このキャラはこの時点でこう壊れてる」っていう心理状態がちゃんと伝わる。ファンタジー設定のせいで、スキルの説得力も思った以上にある。
シカナリの他作品と比べると、このシリーズは「設定ありきの遊び心」が強い。割と挑戦的なテーマなのに、キャラがちゃんと人間してるから読んでて気持ちいいです。ただ単話だからか、心理描写は必要最小限。続編も出てるみたいなんで、長編ならもっと深く掘れそうなポテンシャルを感じます。
結局4回目5回目で最後のシーン集中的に読み返してたんですけど(就活の面接対策より真剣です😁)、これはハマる人には割とハマる傑作枠だと思いますね。メタフィクションの楽しさと、れっきとしたエロい関係性が両立してる作品は珍しい。
作家: シカナリ
ジャンル:
ファンタジー 単話 中出し アナル 女性向け








